本日1月21日、JaSST Hokurikuに参加しました!(前編)
目次
去年の反省・・・
前回のブログ投稿から半年近く経ってしまいました。(・_・;)
t_wadaさんの話が聞きたくて、JaSST Shikokuに参加したのにノートに書きっぱなしのまま・・・
過去の聞いた話も備忘録代わりに記事に起こしたい・・・
今年は、心機一転して参加する講演会の感想をできる限り残していきたいと思います!
JaSST北陸
JaSST Hokurikuでは、平鍋さん(永和システムマネジメント)の基調講演とAsterの方々によるテスト設計チュートリアルに参加しました。
平鍋さんの講演は、Devlopers Summit 2021で聞くチャンスがあったのですが、t_wadaさんの講演と講演時間が重なってしまい、聞くことができませんでした。
今年度のJaSST Hokurikuで平鍋さんの基調講演があることを知り、初めて平鍋さんの講演を生で聞くことができました。
omoiyari.fmやfukabori.fmで、平鍋さんのお話を聞いて、パワフルかつ楽しそうに仕事のお話をしていて、聞いて元気を貰っていました。
(車通勤中に、ポッドキャスト聞きながら仕事前に笑えるのはその日のモチベーションアップになります!)
オンラインではありますが、今回やっと、ライブで平鍋さんの講演を聞くことができ、充実の一日でした!!
アジャイル開発で本当は、本当に、大切なこと(平鍋健児)
平鍋さんの講演内容は、PartⅠ〜PartⅣまでの4つの章立てで構成されていました。
要約と大事だなと思った点を箇条書きでまとめます。
PartⅠ:なぜ、アジャイル?
→アジャイル開発の必要性(必然性?)とアジャイル開発の紹介
・従来型の開発は、壮大な伝言ゲームになりがち
・共創できる環境を作ることが大切
・アジャイルは、「早い安い」ではなく「価値を最大化」する
・イテレーティブに開発し、Howの知見を振り返りで得る
・スクラムはフレーム、中身はスカスカ!
・アジャイルをウィルスと考える!
・スクラムはサラダバーの皿
アジャイルをウィルスに例えた話が、とてもわかり易かったです。 アジャイルに限らず、新しいことをやろうとすると免疫反応のように拒絶する人が一定数いますね・・・ 生物が進化の過程で様々な壁を乗り越えてきたように、仕事でも乗り越えていかなければいけないと改めて思いました。
PartⅡ:アジャイル開発の現場
→実際の開発現場のアジャイル開発の取り組みや工夫について
・Scrum Inc Japanの動画
お客さまに信頼され、愛される技術の製品の提供に向けて - YouTube
・エンジニアが働くことに対する幸福感
・進捗の可視化は、野球のスコアボードのように!
・チーム内で助け合いが自然にできる
・現場で工夫する(ボトムアップだからこその気づき)
・情報をFull Openにできないなら、アジャイルは無理
・工場の改善活動は出口(出荷製品の単価)から
過去にスクラムでソフトウェアを開発するプロジェクトに参加していたときは、エンジニアリングしていてとても楽しかったです。
担当機能のアーキテクチャやアルゴリズム開発、テストを毎日できることが本当に楽しかった・・
また、このチーム(米・独・中・日の混成チーム)がずっと続けばいいなとずっと思っていました。
チームに所属することと仕事に対して「幸せ」を感じれたのは、このときだけかもしれないです。
その後の転職で、ウォータフォールが主流の職場で「情報を握ることこそが勝ち」みたいな社内政治を見て嫌な気分を味わいました・・・(笑)
永和システムマネジメント様のスクラムのmiroのボードが凄かった!
PartⅢ:さまざまな業界で
→アジャイルの適用できない業界はない!
・北國銀行のアジャイル導入の話
VUCAの時代だからこそ、自分たちが何に重きを起きたいのか、エンドユーザーが何を求めているのか、所属しているSQAチームで考える機会が欲しいなと思いました。
PartⅣ:Scrumと野中侑次郎
→スクラム開発で目指すべきこと
・形式知
・暗黙知
・実践知
・SECIモデル
・対話(言語化)によって自己の考えを明確に
・Continuous Team Integration
・Continuous Team Build
Continuous Team IntegrationとContinuous Team Buildの話に痺れました!
チームは継続的に活動するために、コミュニケーションが欠かせない。コミュニケーションも、まずお互いの信頼関係がないと継続することができない。
信頼や共感ができるチームをどうやったら、作り上げることができるのか勉強したいです。自分のテストチームで、色々と試してみたいなと思いました。
私は、今でもJira上のカードを消費していく快感が今でも忘れられません。
当時はそれをゲーム感覚に感じ、モデル(Simulink)を描くのがとても楽しかったです。
また、同じような環境で仕事ができるように、ASTERテスト設計プロセスの導入、カンバン、管理ツールの導入・・・、諸々がんばります!
ここまで、拙い文章を読んでいただきありがとうございます。
「目指せテスト設計リーダー!!テスト設計チュートリアル」は、後編として書きたいと思います。